コールドリーディング:コミュニケーションの達人になれる3つの強力な話術


コールドリーディングコールドリーディングはいかにもメンタリズムらしいテーマです。一番有名なメンタリズムテクニックと言っても過言ではない。

本ページでは、コールドリーディング(Cold reading)はどういうものなのか、そしてコールドリーディングの有名な3つのテクニックを紹介します。

これを知ることで会話力が上がり、話がし易くなる。相手にも話しやすい印象を残せるので人間関係が改善されます。

ぜひ、読んでみてください。

 

では、コールドリーディングとは何なのか。

 

コールドリーディングは、会話中に質問し、その答えの内容、答え方や反応を観察することで相手のことが分かったり、あるいは、相手のことがいかにも分かるように信じ込ませる一種の話術です。

相手のことに意識を集中させれば、当然ながら話に真剣さがでるので相手にも話しやすい印象を与える効果がある。

 

例えば、人に質問をしたとします。

その質問に相手が関西弁で答えたら、出身地がだいたい特定できます。

そこで、食べ物の話を打ち出し、出身地をさらに絞ることができます。

 

出身地がわかれば、話す内容もある程度絞られるので自分も話し易くなる。

相手の興味を引くことについて話せば、相手も居心地よく会話ができる。これはいい会話です。

 

相手のことが全く知らない状態から会話中に明らかにしていくのがコールドリーディングの特徴です。

コールド(cold)は事前準備なしを意味し、リーディング(reading)は相手の心を読み解くを意味する。

事前準備なしで相手の心を読み解くテクニックはコールドリーディングです。

 

他のメンタリズムテクニックの基本になるのでやり方を知っておくと日常的な人間関係でも十分活用出来る便利なテクニックです。

コールドリーディングでは、主に次の3つの話術が使われている。

 

1. バーナム発言

バーナムの発言とは、アメリカの興行師のP・Tバーナム(P.T.Barnum)の「我々には誰にでも受け入れられるものがある」という発言です。

バーナム発言

この発言からヒントを得たアメリカの心理学者のバートラム・フォアラ氏(Bertram Forer)がどんな人にも該当してしまう曖昧な表現だが相手からしてみれば自分に向けて言っているだと捉えてしまう話術を考え出しました。

 

心理学的にバーナム効果(barnum effect)やフォアラ効果(forer effect)とも呼ばれているものです。

 

バーナム効果を活用した話術を身につけてしまえば誰にもどんなことでも賛成して貰う、あるいは反対にさせることが可能になる。

 

 

バーナム発言の例として次ものがありえる。

こんなことを言われたら貴方はどんな心境になるでしょうか。おそらく、それは違うと100%否定できないでしょう。

  • あなたは他人から好かれたい、自分にもっと関心を寄せてほしいと思っている。
  • 貴方は自分の事を批判する傾向がある。
  • 貴方には自分を成長させる能力がある、その能力をまだ発揮できていないだけ。
  • 貴方には弱みや弱点がある。でも、それらを克服できる。
  • 貴方は外見から規律正しい、自制的、外向的だと判断されることはあるが内心はくよくよしたり不安になったりすることがある。
  • 貴方は実は独立心が強く、全て自分でやりたい、チャレンジしたいと思っている。
  • 貴方は現実的な人で自分の考えをしっかり持っている。十分根拠がないものは受け入れたくないと思っている。
  • 貴方はたまに正しい判断したのか、正しい行動を取ったのか一人で真剣に悩むことがある。
  • 貴方は外向的、社交的な面もあるが内向的、用心深いところもある。

いかがでしたか。

何となく好意に感じ取れる内容ばっかりです。

人間は好意に感じる事は安易に受け入れてしまうところがあるのでこれらの発言は何となく自分に当てはまっているように感じられるのです。

言われる前に本当にそのように思っていた場合は効果が大きいです。

 

2. 適切な質問

質問を賢く使うことはコールドリーディングでは非常に重要です。

質問の仕方によって回答が異なることよくあるからです。

また、質問の仕方によって相手に気づかせることなく相手について色んな情報を言わせる事が可能です。

主に使われているのは、次の2種類の質問を使い分けることです。

  • 開かれた質問
  • 閉ざされた質問

開かれた質問

開かれた質問は、相手から色んな情報を引き出す為に使います。

例えば、「どのような用件でしょうか」とか「貴方は〇〇についてどのように思いますか」とか「◯◯についてどのように感じましたか」など相手に自由に答える時間と考える時間を与えることでより具体的な情報が引き出せる質問です。

 

質問した後、会話も深まりますのでさらに具体的な情報が引き出せる。

 

質問は話題を明確にするためのものです。

相手の気持ちを考えることも大事ですが質問を丸める必要性はありません。丸めれば丸めるほど誤解を招く結果になるので注意が必要です。

誤解を解くメタモデルという話術があります。

進化系心理学と言われるNLP心理学の重要なテクニックとして昔から活用されているものです。

 

閉ざされた質問

閉ざされた質問は、一言で答えるような質問です。相手が「はい」「いいえ」で答えられる質問が理想です。

答える側からしてみれば考える必要もなく、自然と応答できる質問にすることで緊張を和らげる、会話に慣れる時間を与える。

警戒心をとく効果もある。

 

閉ざされた質問で距離を締めて、開かれた質問で会話を盛り上げる、色んな情報を引き出せる状態を作るという訳です。

 

3.発言の言い返し

相手の発言をブーメランのように言い返すコールドリーディングテクニックです。

 

相手が言った事、あるいは相手に言わせたことを会話の中で再び使うことで相手に言った発言に対して責任感を持たせることができます。

相手は自分が言った事なので守らなきゃという心理になるので効果が大きい。

 

例えば、「貴方は先ほど〇〇とおしゃった通り〇〇である」という風に言い返せば相手にとってその発言に対する重みが増します。自分が言った事なので責任を持つべきという心理が強く働くのでその立場に立たせ易くなるのです。

もし、相手の考え方がまだ十分定まっていなければ、発言を言い返すことで相手にその考え方が自分の考え方だと思い込ませることができます。

 

 

上の3つの方法をうまく活用すれば、コールドリーディングの効果はさらに上がります。

使い方を意識して活用すれば相手のことが理解し、会話も広がり、深さがでると思います。

ぜひ活用してみてください。

 

 

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