ナルシスト診断のテストは数多くあります。
あらゆる角度で診断するために作られるのでどうしても質問の数が多くなってしまいます。
でも、今回紹介するナルシスト度が分かる診断は1つの質問だけです。
1つだけの質問で自分や相手がナルシストなのか分かってしまうのです。
アメリカのインディアナ大学、ゲティスバーグ大学、オハイオ州立大学の心理学研究グループが共同研究し、絞り出した一つの質問に答えるだけでナルシスト度がわかります。
この質問の回答結果が心理学の歴史で開発されたナルシスト度心理テストの結果と同じ結果になったので的中率の高いと注目されている。
でも、そもそもナルシズムやナルシストとは何ですか。
一般的に自分が大好きで自己中心な態度をとる人をナルシストと言うがwikipediaには次のように定義されている。
ナルシシズム(英語:Narcissism)あるいは自己愛とは、自己を愛し、自己を性的な対象とみなす状態を言う。… 語源はギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスが水面に映る自らの姿に恋をしたというエピソードに由来している。
ナルシシズムを呈する人をナルシシスト (narcissist) と言うが、日本においてはナルシスト (narcist) という言葉で浸透している。
ナルシズム、ナルシストという言葉の由来はある美少年の名前なんですね。
彼は自分の外見を愛した。
普通じゃありえないことだから、ナルシストという性質が悪い意味で捉えられるようになったのもこのためかもしれない。
しかし、自分のことを愛することや尊敬すること、自分中心に生きること自体は悪いことではありません。
むしろ、長い人生の中で自分のことを励まして、勇気づける、生きるモチベーションを維持するきっかけになるので無くてはならないと思っています。
ナルシストになるべきです。
ただ、社会人として周りの人のことも気にかけて生きていかないと自分も生きていけられなくなるのでナルシストの度合いを意識することは大事だ思います。
ナルシストについて復習をしたところで本題に入ります。ナルシスト度がわかる一つの質問です。
色んな年齢層の3000人近くの人が参加した研究結果によって開発されたナルシスト度が分かる質問は次の質問です。
I am a narcissist.(私はナルシストだ。)
回答は7つのレベルの中から自分に一番当てはまるレベルを選ぶ。
選択したレベルによってナルシスト度が分かるというものです。
レベルは昇順でナルシストレベルが上がっていきます。
自己診断をしてみてください。
あなたのナルシストレベルが1〜7のどれか。
レベル1:
ナルシスト度が一番低い人。無条件に本気で自分より他人のことを気にかける人で相手が助かるなら自分が犠牲になっても構わないと思える人。
研究に参加した人の3割以下の人がこのように答えたそうだ。相手から見れば非常に心の優しい人だと判断される人です。
レベル2:
レベル1では無条件に自分より相手のことを優先したがレベル2では無条件というものがなくなります。
可能であれば相手のことを気にかけてあげたいと思う人はナルシスト度がレベル2の人です。
レベル3:
ナルシスト度が中間的な人です。自分のニーズや相手のニーズのバランスを考え、相手にも自分にも損がない程度で他人のことを気にかける人はレベル3の人です。
レベル4:
ここから自分のことを優先し始めます。
なるべく自分が得する、自分が有利な立場に立つことであれば道徳的に認められる程度で自分のことを優先する人。
また、自分がちょっとだけナルシストだなと認める人です。大体2割の人がレベル4に属するそうです。
レベル5:
完全なナルシストではないが周りにナルシストだと言われることがたまにある程度の人はナルシスト度レベル5の人です。
大体1割の人がこのレベルに属するという結果になったそうです。
レベル6:
大体5%の人がこのレベルに属されるそうです。パーフェクトナルシストでは無いがナルシストレベルではかなり腕のある人です。
周りの意見を滅多に聞かない、何事も自分の意見や都合を押し付けたがる人はナルシスト度レベル6の人です。
もし、自分に当てはまるかもしれないと思ってしまったのなら周りの人のことを少しでも気にかけないと彼らはどんどん遠ざかっていくよ。
真剣に話を聞いてくれる人がいなくなるので要注意です。
レベル7:
ナルシスト度がMAXな人です。100人の中に一人いるかいないかというレベルだそうです。
完全に周りからナルシストだと見られているのでほとんど一人ぼっちです。
人間関係においてかなり危険な状態なので今一度自分を見つめ直してナルシストのレベルを下げる努力をしないと大事に思う人も大事に思ってくれる人もいなくなる。
いかがでしたか。ナルシストレベルはいくつになっていましたか。
正直に回答を選びましたか。そして自分の選んだレベルの特徴に納得できていますか。
レベル3、レベル4が多いと思いますがレベルによって必ずしも良い、悪いとは限らないと思います。
一般常識範囲で考えればレベル7の人は友達が少なくて、接しにくい、関わりたくない人だと判断されがちです。
しかし、思考を変えて考えれば自分のことを大事にする、自信を持ってポジティブに生きている、正直な人だとプラスに評価もできます。
逆に、レベル1の人は心優しく他人のことを大事に思う良い人だと判断される。
しかし、自分のことを大事にしない、損して何も思わない変わった人だと判断されることもあり得る。人によって馬鹿な人だと判断する人もいると思います。
なのでどれがいい、どれが悪いかはあなたの判断にお任せします。