マイク・タイソンに学ぶことは沢山ある。その左フックとか、右ストレートとか、フットワークとか、ガードとか。
実生活でも、役に立つと思う。笑
でも、今日は、マイク・タイソンに学ぶ人生の哲学みたいな話をします。いい線付いていると思う。
僕は、ボクシングの事はあまり知らないが、マイク・タイソンのことはある程度知っている。
ヘビー級のボクサーの中でも小柄ながらバケモノみたいな大きいボクサーを次々に倒し、20歳の若さで世界ヘビー級王者になった男です。
菜食主義者でトラを飼っている。
公式58戦戦え、50勝を記録している。
勝率が86.2%。
そして、50勝のうち44勝がKO勝ちです。
KO率が88%です。
この数字からしてもタイソンはハードパンチャーという印象が強い。
確かに彼の左フックは、素人の僕から見ても凄まじい威力です。
クマでもKO出来るんだじゃないかな。笑
このようにタイソンは、ハードパンチを武器に勝利を収めてきた印象は強いが実はちょっと違う。
調べてみて納得しました。
ある、専門家によれば、タイソンは、小さい体の弱点をカバーするように、相手にコツコツとたくさんパンチを浴びさせ、体を弱らせてから必殺の左フックでダウンさせる、という戦い方をするそうです。
確かに、彼のパンチ数は多い。
スピードもあるから、瞬発的に出すパンチのリズムは、バンバンバン、ではなく、バンバンバンバンバン、のように連続パンチが多い。とにかく、手数が多い。
ヘビー級のボクサーは、1ラウンド平均46発出すそうです。
それに比べ、マイク・タイソンの1ラウンドの平均パンチ数は、なんと80発。
その差は約2倍。明らかな差です。
普通に頑張っているボクサーの2倍も動いているから、それは20歳の若さで世界チャンピオンになれる。
彼がボクシングを教えるある動画を見た。
実は、彼は自分の手数も意識している。
一回の攻撃で8発を打つように意識しているという。
次の8発です。
1 – Left hook to head
頭に左フック
2 – Straight right to head/right hook to head.
頭に右ストレート/右フック
3 – Left uppercut
左アッパー
4 – Right uppercut
右アッパー
5 – Left hook to body
ボディに左フック
6 – Right hook to body
ボディに右フック
7 – Jab to head
頭にジャブ
8 – Jab to body
ボディにジャブ
頭に意識を集中させ、ボディ狙いです。狙い撃ちの際は、片手はもちろんガード。
確かに数を意識した戦略的な戦え方です。
ここから見れば、タイソンは、ハードパンチャーだけではなく、ハードワーカーでもあるんです。
ハードパンチで勝利を収めてきたというよりパンチの数、戦略で勝利を収めてきたと言える。
最後の一発が印象的ですが、実は、その前に打つ小さいジャブ、ボディ狙いの戦略的な戦い方で相手をダウンさせてきたと言える。
これでタイソンのイメージがちょっと変わっただろう。
実は、彼のこの姿勢、スタイルは、成功を収め、いい人生を送りたい僕たちの生き方にすごく参考になる。
一発を狙うという奇跡もあり得るが、そんな機会は無いに等しいです。
成功を手に入れるには、やっぱり、戦略的な行動、数あるチャレンジ、準備が必要です。
どんなことにも簡単な道のりは無いです。
最後の勝負を生かせるために確実に準備をし、その土台を作らないと話にならない。
大事なのは、結果ではなくそこまでに行くための過程です。
本当にそんな気がしますね。
あ〜、うまく行かない、ダメだ、と落ち込むより、戦略を見直し、行動して行くしか無いです。
そんな気が強くしますね。
マイク・タイソンに学ぶ、成功する哲学とは、将来を見据えた行動、準備、そして手数です。