ラポールという言葉、一般会話にもじわじわ浸透してきました。
知った方がいいということです。
今回の記事を読めば、ラポールの意味、ラポールが重要である理由、そしてラポールを築く方法について知ります。
ラポールを築く方法は方程式にしました。
では、上から順番に行きます。
まず、ラポール。
ラポールとは
ラポールは、rapportというフランス語の単語らしい。
そして、この単語が2人の間の相互信頼関係、心が通じ合う状態を示す心理学用語として使われている。
特に、僕が好きなNLP心理学ではよく使われます。
その次は、ラポールの重要性です。
ラポールの重要性
言うまでありませんが、人間関係に置いてラポールは重要です。信頼構築は大事です。
コミュニケーションの土台的な役割を果たすので、ラポールを意識して行動しないといけません。
つまり、信頼関係がなければ、人間関係は成り立たないと言うことです。
これは、僕の口から改めて重要性を唄えることでもありません。
皆、日々、感じて深く意識していることです。
最後に、ラポールを築く方法。見やすい、分かりやすいように方程式にしています。
ラポールを築く方法
ラポールの方程式と言われて、難しいことを考えないでください。小学生でも意味がわかる次の方程式です。
小学生でも分かると言いながらも、訳のわからない変数が複数ある数式を出しました。
説明します。
まず、チャック、チャックダウンは何でしょうか。
チャックというのは、状況や現象を捉えるレベルを示す言葉です。
状況を細かく分析して捉えるか、上から見下ろす感じで大まかに捉えるか。
状況を詳細に分析して、事細かく整理する捉え方は、チャックダウンです。
例えば、最近話題の各国の大統領選挙。
チャックダウン視点の捉え方は次のようになる。
大統領選挙に誰が出馬しているのか、なぜ出馬しているのか、経歴は、家族構成は、選挙運動でどんな戦略で戦っているのか、何派の人物なのか、なぜその派なのか、当選すれば何をやってくれるのか、何からやるのか、その人が大統領になることで国内情勢はどう変わるのか、なぜそのように変わるのか、国際的にどんな影響を及ばすのか、それはなぜなのか、など大統領選挙や出馬者、今後の期待などについて細かい視点で分析して状況を捉えるのがチャックダウンです。
一方、チャックアップは、細かい分析を省いて、出馬者のこの人はこの派閥の人だから当選すればだいたいこんな方向に行くだろうと大まかに捉える捉え方です。
ペーシングは、相手のペースに合わせることです。
相手が話についていけるように相手レベル、相手の視点でコミュニケーションするテクニックです。
では、これらがラポールとどのようにつながるのか。
それは、ラポールを築きたい相手によって変わります。
我々人間を2種類に分けることができます。
- 詳細型人間
- 全体型人間。
詳細型人間とラポール
詳細型の人間は、物事をチャックダウンして捉える傾向がある。物事を細かく切り刻んで、一つ一つ原因と結果を分析する傾向がある。
こんな詳細型人間に対して、チャックアップの視点で情報を伝えれば、話を飲み込めない、ついていけない可能性がある。反発する人もいるでしょう。
話が始まる時点から相手から拒否される可能性があるので避けたい。
そこで、詳細型人間に対して、まずチャックダウンして、ペーシンクにより相手のペースに合わせてからラポールを築くようにすれば効果的です。
そして、ラポールを築いたら、今度少しチャックアップの視点からメッセージを伝えれば、相手に刺激を与えることができる。
新しい視点を持ってもらえやすくなる。興味をひくことも可能になる。
この場合、説得力も増します。
全体型人間とラポール
全体型人間は物事をチャックアップの視点から見る傾向がある。
まず、全体的にこんなものだとイメージをしてから取り掛かる。
そのイメージが妥当だと判断すれば、詳細な分析は要らないという視点を持つ。
こんな全体型人間に対して、チャックダウンの視点から伝えたメッセージは伝わりません。
相手は、全体のイメージを捉えるのが先になるので、細かい話についていけない可能性がある。
こんな人に対して、まずチャックアップして話の全体図を伝えながら進めるとラポールが築きやすい。
そして、一旦ラポールができたら、今度チャックダウンして詳細な情報を伝えれば、相手に新しい視点を伝えやすくなる。納得してもらえやすくなる。
より、説得力がある話ができるということです。
このコミュニケーションテクニックは効果的です。
是非、ラポールの方程式を意識してコミュニケーションとってみてください。
そして、豊かな人間関係を作ってください。