こっそり主導権を握る方法があります。紹介します。
この方法は仕事や学校の同期、初対面の人など対等に接することができる人に対して効果が抜群にいいです。
ただ、自分より地位の高い人や目上の人に対して効果がないので期待しないでください。
なぜなら、目上の人は自分が上の立場であることは十分認識しているからです。
そして、最初から主導権は自分にあると確信しているから効果がない。
では、こっそり主導権を握る方法を紹介します。
それは、相手より高い位置から発言をすることです。
具体的に言えば、相手の目線より高い目線から見下ろす感じで発言すれば主導権を握れます。
例えば、相手が座っている時に立って発言するとか、相手より高めの椅子に座って発言するとか、高台に立って発言するとか相手の目の位置より高いところから見下ろす感じで発言すれば相手が説得されやすくなる。
その理由は、我々人間を含む生き物の力関係を示す方法にあります。
我々人間は、自分を大きく見せることで相手に威圧感を与えて自分の力を示す習性がある。生き物の習性です。
潜在意識的に大きい方が有利だと感じているから相手も自分の目の位置より上から発言されると圧倒され、支配されているという心理トリックにはまり反論の余裕がなくなる訳です。
ここは自然界の生き物と全く一緒です。
見下ろす方が力を感じ、見上げる方が力を失う心理が優先に働くのです。
経験もあると思いますが、自分が椅子に座って相手が立ったまま議論していると想像してみてください。
なんとなく居心地が悪い感じしませんか。そして、思わず立ち上がりたくなりませんか。
不思議なのは時間が経つにつれて立ち上がりづらくなっていく。
おそらく自分のペースが乱れて相手にコミュニケーションのペースを握られている証拠でしょう。
最終に自分の意見も伝えられず相手のペースで議論が終わってしまう恐れがある。
首も疲れますよね。
ちなみに、首には生命に関わる血管があるから人間を含む生き物は守る姿勢を持つ。首が疲れれば全身だけじゃなく、精神的な疲れも感じるので首もとは気を付けてください。
高台に立っていない背が低い先生の例もそうです。
よっぽど影響力のある人じゃないと生徒たちに注目されず、だんだん存在感が薄れていくでしょう。
犬と飼い主の例もわかりやすいです。
熟練のドッグトレーナーによれば、犬は必ず見下ろす感じでしつけをしないと飼い主の事を自分より下の存在だと見るようになり、しつけを聞かなくなるそうです。
犬を見下ろし、自分の方が強い事を示しながらしつけをするのが原則だそうです。
犬と人間は違うだろうと思っているでしょうが、力関係を示すのは人間であろうが犬であろうが熊であろうが、ネズミであろうが大きい方が強いという本能は一緒です。
共通するところなのです。
今日から相手より高い目線から議論してみてください。
違いを感じると思います。
ただ、この方法は自分より目上の人には効果がないことは忘れないでください。
相手が説得されやすくなる他の方法も紹介します。相手の心理に深く影響を与える方法なので合わせて読んでみてください。