簡単だが、成長を止め、脳機能を麻痺させる問題解決方法がある。
やらない方がいいが、その場では一応問題解決ができるかもしれない。
ただ、後で確実に後悔する。人間関係もダメにします。
一言で言えば、最悪な問題解決方法です。
その方法とは、人のせいにすることです。
自分頑張っているのに認めてくれない、説明をしているのに分かってくれない、頼んだのにやってくれない、言うことを聞かないなど問題に直面したら、まず人のせいにしてみるのは人間です。
他人に関わって生きているとこのような場面が誰にでも出てくる。
でも、すでにお気づきだと思いますが、人のせいにすることはどんなことにおいても全く無効果で、後味の悪い行為です。
では、なぜ我々は効果がないことに気付きながらも人のせいにするのか。
それは、無意識に自分のことを守ろうとする防御本能が働くからです。
人のせいにすることで自分が抱える問題を素早く、そして簡単に解決しようとする本能が優先されるからです。
我々の脳は膨大なエネルギを使って機能している。なので隙があればすぐ休みたがる。
無駄なエネルギを基本的な生理機能以外に使いたくない本能がある。
こういう事情があるので余計なことに悩んでエネルギを多く消費することを避けてまず人のせいにするという態度をとってみるのです。
しかし、本能的な働きなのでしょうがないと思えたいところだが、人間関係を築いて社会生活をしている以上は極力避けた方がいいです。
人のせいにすることは自分の成長をさまたげることにもつながるし、非美徳であることは皆知っているから信頼失えやすい。
まったく後味の悪いやり方です。
この姿勢を変えなければ、人のせいにしないで自分が変わる、状況を変える努力すればすぐ解決できる問題がいつまで経っても根本解決にならないまま引きずられる。
それが苦手意識を生むので最終的に精神的な圧力となってかかってくるわけです。
無効で恐ろしいことです。
人のせいにすることは簡単だが新しいことを生み出さない、前進しない、デメリットが多いやり方です。
成功も失敗も全てが自分次第だという意識が大事です。
日頃、この意識を持って生活に全うすれば人のせいにすること、言い訳することはやらなくなるはずです。そんな暇がなくなるはずです。
人のせいにする位だったら自分でやろうという発想にもつながるでしょう。
積極的に問題を解決する工夫を探るようになるだろう。
これこそ、健全な考え方であり、進化につながる近道だと考えます。
ま、いくら意思が硬いと思い込んでいても追い込まれると自分の弱さに負け、つい人のせいにしてしまう可能性があるので常に自分に言い聞かせていることだけどね。