世の中には2種類の人間がいると思うんだ。開いているやつと閉じているやつ…
誰かこんなCMやっていたね。
確かにその通りです。
世の中には、いつも2種類の人がいる。
今回は、人志向の人と物志向の人についてしゃべる。
これは、人が他者を解釈する時の姿勢ですが、この2種類の人に相性の良し悪しがある。
貴方は何志向の人か、貴方の周りの人が何志向の人か考えてみてください。
人志向の人
人志向の人は、人そのものに興味をもつ。
話し方とか、仕草とか、体型とか、外見とか、振る舞いとか。さらに言えば、人の考え方とか、動機とか。
つまり、他者の言動を分析して評価するタイプの人は人志向の人です。
例えば、ある喫茶店に一人の男が入ってきたとします。その人に対して、人志向の人は振る舞いに先に注目します。
入ってきて笑顔を見せているか、店の人に挨拶しているか、もしくは怪しそうに下向いて入って来たか、そして、席についたら、丁寧に注文をしているか、態度悪い感じで注文しているかなどなど。
人志向の人は、入ってきた男の振る舞えでその男を判断する。
そして、なぜそのような言動なのか、想像しようとする。
また、体型や外見にも注目します。
身長が大きいか、小さいか、太っているかスリームか、だらしない服を着ているか、自分にあった服装を着こなしているか、歯の健康を意識している人かどうか。
など、人志向の人には、外見で受けた印象を内面に結びつけて想像しようとする特徴がある。
人の言動を広く観察して想像力を働かせて、人を理解する分、人の対する解釈が豊か。判断材料が多い分、誤解することもしばしばある。
物志向の人
一方、物志向の人は他者を解釈する際に、その人の持ち物、身の回りに置かれた物に注目します。
例えば、喫茶店に入ってきた男の例で言えば、物志向の人は店に入ってきた男の服装、身につけたもの、ここまで何できたのか、車か、自転車か、あるいは歩きかなど。
そして、着席した後、何を注文するのか、注文するものの値段はいくらかなどなど、人そのものではなく人がかかわる物でその人を解釈しようとする。
もの志向の人は、人の身の回りの物を通してその人に魅力を感じる人です。
他者を広く観察しないで、目に見えるところだけで判断するので誤解も多そうに思われる。
が、判断材料が目に見える物だけなので客観的に物事を見られる分、観察した範囲内の判断に確実性があると言えます。
結論
人志向の人と物志向の人、価値観が真逆なので対立することもあり得る。
が、お互いのことを認め始めたら、評価基準、判断材料が豊富なのでいいコンビーになるかもしれないですね。
どちらにも、いい面と悪い面がある。
あなたは何志向人間か、あなたの周りの人は何志向人間か。