進化系心理学と言われるNLP心理学では、我々の学習レベルを5つのレベルに分けて考えています。
物事を覚える時は必ずこの5つの学習レベルを辿って知識を積み重ねていきます。
学習の5つのレベルを知っていると知らないとでは、学習する意欲が違ってきます。
目標設定も明確になるので学習5つの学習レベルについて知っておいてほしいです。
今年も色んなことを学んだ充実した年にしてください。
では、我々の学習はどんな5つの段階を辿るのか。
1. 無意識的無能
これは学習対象になることについて何も知らない、知らないことも知らない状態です。
もちろん、できない、できないことも知らないです。
例えば、心理学の場合は心理学の重要性にまだ気づいていない、日頃意識していない状態です。
学習プロセスが、この段階から始まります。
2. 意識的無能
これは学習する対象について意識はするがまだどうすれば良いのか解らない状態です。
先ほどの心理学の例で言えば、心理学について知っているがどのように活用するのか分からない状態はこのレベルに当てはまります。
知っていても活用できない。
このレベルから本格的な学習が始まります。
3. 意識的有能
これは学習対象について意識していて、それについて多少の能力を持っている状態です。
心理学の例で言えば、心理学について勉強中で場面によって相手の心も意識しつつ、自分の行動を考えて対応するレベルです。
まだ、習慣化されていないので考えながらやるというレベルです。
自分の知識になっていないので相手に、この人が心理学勉強中で心理学のテクニックを活用したいんだなと、バレバレかも知れない。
4. 無意識的有能
これは意識しなくても実践できるレベルです。
上の心理学の例で言えば、相手の心理状態を瞬時に感知して、相手に合わせて数ある心理テクニックを瞬時に活用できるレベルです。
このレベルから自分ができると自信持って言えるようになる。
相手にも納得してもらえるレベルに達した状態です。
このレベルに達すれば、相手に単に認められるレベルを超えて、感動されるレベルになる。
5. 無意識的有能且つ意識的有能
これは無意識にできちゃうレベルです。
潜在意識レベルで習得したことになるので忘れることはありません。
上の(4)の無意識的有能と異なるのは、自分の無意識にできることを意識して相手に伝えることができるところです。
神技領域になるのでやること、教えることは何でも相手の心を突き動かすレベルです。
このように私達は習い事をする時は、無意識レベルから意識レベル、そして再び無意識レベルのステップを踏んで最終的に無意識レベルでできる状態になっている。
自分の学習レベルを意識して勉強すれば、自分が今どこにいるのか、把握しながら勉強進められるのでより効率的な学習プロセスを踏んで、質のいい勉強ができると考えています。