環境変化に対応できることは重要なことです。
我々は基本的にまわりの環境に自分を合わせて生きています。自分に適した環境を作ることも一応できるが、それには限界があり、基本的に環境に従った行動をします。
なので、環境変化に対応できる適応力のある人にならなくてはいけない。
そこで、今回は環境変化に対応できる人と出来ない人を分ける唯一の違いについて話します。
あなたは環境適応力のある人か、無い人か、改めて考えてみてください。
僕が思う環境変化に対応できる人は、ズバリ、評価基準が多い人です。
つまり経験豊富な人、物事の比較対象が多い人、違いがわかる人は環境適応力があります。
人は自分の評価基準から外れることには否定的で、消極的です。
評価基準に当てはまらない出来事があると不安を感じ、避けようとする。そして、思うようにいかない場合は、その不安が恐怖心に変わる。
これじゃ、行動範囲が狭くなるのでよくない。
色んな経験をつみ、リパートリを増やさなくてはいけません。リパートリが多ければ多いほど為すすべを掘り出せるので環境変化に対応できる。素早く適応できる。
こんな人は解釈能力も高く、洞察力に優れ、環境変化を楽しめる人です。
一言で言えば、強い人です。
一方、物事の評価基準が少ない人は、その逆で、解釈能力が低く、洞察力に欠けている。
何かやろうにも、為すすべがない、あるいは少ないので不安が多く、失敗する傾向にある。環境変化を楽しめない。自分の不安を煽るだけなのでよくありません。
すごい簡単な例をあげてみます。
例えば、自分がいない部屋から物音が聞こえたとします。
この場合、評価基準が少ない人には多くの仮説が立てられないので未知の存在に対して非常に不安を感じるでしょう。
変な物音は怖いという評価基準しかない人は、怖くて身動きが取れなくなるだけです。
これに対して、評価基準が多い人はどうだろうか。
例えばですけど、飼っている犬があの部屋に頻繁に出入りしているから、きっと犬がまたあの部屋にいるんだろうという仮説が立てられる。
また、そういえば、雨の日、窓に雨つぶが落ちるとこのような音がしたなと、また別の仮説も立てられる。
風で家の中の空気がまわり、部屋のドアが開いた音かもしれない、きっと窓が開いている、しめよう、とまた別の仮説も可能です。
このように色んな仮説が立てられる人はそうではない人より柔軟性があり、不安に陥ることが少ないでしょう。
不安になったとしても対処方法がすぐ思いつき、次の動きが想像できる。少なくても、対処方法を考える時間稼ぎも可能になる。正しい判断をする確率も上がる。プラスが多いです。
違いがわかる経験豊富な人になる活動して行きましょう。ささやかな会話から人生が変わるきっかけをつかめるかもしれないので、色んな人と触れ合って行きましょう。