我々に一番必要な力は生きる力です。これがあれば生き残り、無ければ死んでいく。
言うまでもないが、これが生と死に次ぐ3つ目の不動の真実です。
では、生きる力がある人とない人の違いは何だろうか。
ご想像通り、運動神経が有る無し、体が大きい小さい、視力が良い悪い、計算ができるできない、料理が作れる作れない、稼げる能力がある無し。。。
など、頭に浮かんだ答えは全部正しいですが、これらは今回紹介する2つの生きる力に大きく左右される。
そして、生きる力がある人と無い人の根本的な違いはここです。
では、その2つの違いとは何でしょうか。
ズバリ言います。
- 工夫する癖があるか無いか
- 考える癖があるか無いか
工夫する癖と考える癖が生きる力の根底。
こうした方がいい、ああした方がいい、こうしないとダメ、ああしないとダメ、と細かいところまで考える癖がある人は、間違いなく正しい答えにたどり着く。
そして、こうすればうまくいく、ああすれば出来ると工夫する癖がある人は、間違いなく生きる力がある人です。
そこで、自問自答してほしいです。
あなたは、何かやる時、ちょっと先を見据えて工夫してやっているか、考えてやっているか。
その結果の違いは大きい。
我々が生きる環境は劇的に変わっている。同じ状況、条件は2度と無いです。昨日通用出来たことは今日出来なくなっている可能性だってある。
つまり、環境に適応する能力が常に試されている訳です。
実は、環境に適応する能力を分厚くするのは、考える癖と工夫する癖なのです。
適応力を支えるのは考える癖と工夫する癖。
小さいことではあるが、疑問に思う事があったら放置しないで考える人、出来ない事は出来るように工夫してやる人は、適応能力があり、成長が保証される分間違いなく生き残る力がある。
ただ、人間の社会は優しさに溢れている。
何も考えないでボ〜としていても、最低限の生活が保証される。特に日本のような先進国はこのあたりの制度がしっかりしているので、最悪な状況でも食べることはできる。
これは、良いことではあるが、生きる力を低下させるダメな事でもある。
頭がどんどん固くなるし、モチベーションもすぐ底をつくでしょう。そして、何かあった時は復活が不可能です。
こんな有り様では、厳しい自然界だったら人間はとっくに絶滅している。一回の無駄な動き、にぶい反応が命取りになるからね。
生き残るには、周りに気をはり、工夫する力、考える力を常に鍛えていく必要がある。
これが生きる本来の姿ですが、今の人間社会には気を緩める機会が多すぎる。そのせいで、我々の環境適応能力がどんどん鈍くなっている。
子供の成長が速いことに皆驚く。子供は、スポンジみたいに何でも吸収する。
それは、知らないことの方が多いから、常に刺激され、自分なりに考え続けているからです。
しかし、ある程度の年齢になると吸収力が落ちてくる。
なぜでしょうか。
常識力がつき、考えなくても知っている、あるいは、比較対象が多くなる分考えなくても想像や想定できるから、考える機会が減少することが原因です。
これはよろしくないので、小さい時から考える習慣が身につくように親が訓練させてあげなければいけない。
考える努力が0を1にし、さらに1を積み重ねて10、100、1000にも出来る。
積み重ねが成長そのものです。時間はかかるが確実に結果に出る。
積み重ねが成長。
現状維持は、確かに楽かもしれませんが、考えるようにしている人々に取り残される危険性がある。
そして、一回取り残されてしまえば、本来の努力の2倍を一気に出さないと追い付けなくなるが、持っている力の2倍は、一気には出せない。
その対策は、考える癖、工夫する癖を身に付けることです。せっかく、賢い脳ミソに恵まれたからには、その脳力をしっかり活用しないともったいないです。
考える癖、工夫する癖が成長につながり、それが生きる力になる。
そして、生きる力がある人には、ある大人の知識が必ずある。その知識があって、今回紹介した考える癖と工夫する癖があれば、どんな状況でも生き延びる事が出来ます。
最後に、色々と熱くできる人口調で述べましたが、自分に厳しく言い聞かせていることでもあるので、気を悪くしないでください。
以上です。