臆病にもメリットがある。臆病者でも成功できる。
一般常識では、臆病者はダメだが、その常識をくつがえす臆病者の成功実話がある。
今回は、史上最強の臆病者の成功武勇伝を紹介します。
自分って行動に踏み出せない臆病者だな、と自分を攻めるあなたに最高のインスピレーションになるでしょう。
では、臆病者の強みとは、史上最強の臆病者は誰?
確かに、一般的に臆病者は弱いという印象がある。
何をやっても失敗するし、そもそも失敗を恐れて何かやろうともしない。
正直、否定できない。
臆病者は、リスクが怖いし、自分を犠牲にしてまでむやみに行動しない。失敗を恐れて行動に踏み出さない方が安全策だと思っている。
実は、僕が臆病者の代表だから、この辺りの心境はよく分かる。笑
でも、臆病者の弱点と言われる怖がりこそが強みになる時があるんです。
怖がりが強み。
怖がりをイメージのいい言葉に変えれば、用心深さ、慎重さです。
今回紹介する成功した臆病者は、実は、用心深さ、慎重さを武器にして成功したのです。
彼のことは、現代人なら誰でも知っている。あのビル・ゲイツです。
Microsoftの創業者であり、世界有数な億万長者の一人です。
彼の武勇伝として、次の話が必ず出てくる。
ビル・ゲイツは、ハーバード大学に在学中、ビジネスに挑戦したくて、すぐ大学を中退し、ビジネスを立ち上げた。そして、誰もが知るWindowsを造り上げ、成功させた。
このように、ビル・ゲイツは怖物知らず、ガンガンいくビジネスマンだ、というイメージがあるでしょう。
正直、僕も彼の力強さ、勇気を称える成功ストーリーを聞いて、凄い勇気、覚悟、精神力、野心、自信だなと、うらやましがっていた。
でも、実は、これはメディアが作り上げた全くのデタラメ話に過ぎませんでした。
実は、ビル・ゲイツは、大学を中退ではなく、休学している。
起業に失敗したら、すぐ戻れるように学校側としっかり交渉して、ビジネスがダメだったら確実に、そして面倒なく大学に戻れる条件を作ってから起業を始めている。
しかも、お金がなかったのでビジネスが起動に乗るまで親に頼って食べていたという話もある。
それでも生活が不安だったので、バイトをやっていたというエピソードもある。
ここまでの真実は、ガンガン行くビル・ゲイツのカッコいいイメージとは真逆の展開でしょう。
さすが、ハーバード大生。全てを投げ捨ててまでリスクを起こさないはずです。
失敗しないように入念にチェックし、用心深く慎重に進めている。
ここで、用心深さと慎重さこそが臆病者の強みだと気づくでしょう。
でも、用心深さと慎重さを活かす条件がある。
これこそ、臆病者が勝者になれる唯一の条件です。
それは、継続力です。
継続力が臆病者を成功者に押し上げる。
ビル・ゲイツは色んなことに警戒しながら、慎重に行動し、継続させた。
グリットともいうんですが、継続させる力がなければ、彼は今の地位まで上り詰めてない事は間違い。
つまり、臆病者は継続力が無ければ何もできない。臆病者のまま、バカにされ続けて死ぬでしょう。
継続してこそチャンスをつかめるという事です。
行動無しの慎重さは慎重さではない。
行動してこそ、慎重さの利点が活かされる。
行動して、それを継続させれば、とんでもない臆病者でも勝負に強い訳です。慎重にやり続けるからこそ成功に一番近いと言える訳です。
そんな気がします。
行動すれば臆病者でも勝負に強い。
それでも、臆病者は嫌だという人は、次の名言を読んで判断してください。
ドイツの作家、Charles Bukowskiの言葉です。
勇者と臆病者の違いは、勇者は、ライオンは知らないが、オリに飛び込む事は知っている。
臆病者は、ライオンは知っているのでオリに飛び込まない。どうしても飛び込まなければならない時は飛び込む前に2回考える。
ま、慎重に、地道に、警戒しながら、試行錯誤を繰り返しながら、観察しながら、粘り強く、やれそうだったら、時にはアグレッシブに、ダメでしたら今まで通り慎重に前進していきましょう。
進むことが大事。グッドラック。