色彩心理学:心に火をつける色、花を咲かせる色


あなたは、真っ赤な部屋の中で落ち着いて居られますか。青空、緑の自然の中でリラックス出来るのはなぜでしょうか。

そうです、色は人の感情と行動に確かな影響を与える。

かつて、パブロ・ピカソが次のように言っている。

色は高機能のように感情の変化を誘う…

今回は、色彩心理学について実例を挙げて紹介する。

色によって受ける印象がいかに変わるのか実感できます。

色彩心理学とは

私たちは色に囲まれて生きている。

空は青い、太陽は黄色い、草は緑、そして、あの夕日、あの建物、あの車、あの看板、あの本の表紙など色が無いものはありません。

色には特徴があり、見る人にそれぞれ与える印象が変わる。

その特徴が色んなところで利用され、人々の生活を支えている。

道路信号の色がなぜ、緑、黄、赤なのか。ピンク、紫、ブラックじゃダメでしょうか。

なぜ、温泉や銭湯の内装が薄い緑や青いが多いのか。

なぜ、マンチェスターユナイテッドやシカゴブルズ、レッドソックスのようなビッグクラブのメインユニフォームが赤なのか。

なぜ、看護師さんやお医者さんの服が白ベースが多いのか。

そこには、理由があり、色の心理効果を考慮の上、決定されているのです。

そして、色の心理効果を研究し、実生活で活用する心理学の分野を色彩心理学と呼んでいる。

色彩心理学は、心理学という立派な名前ですが実は、学問的な研究というより、実践舞台でその効果が実証され、さらに工夫され、活用されている。

活用分野は様々で、ビジネス、マーケティンク、アート、デザイン、スポーツ、交通、娯楽など様々です。

では、具体的にどんな色にどんな心理効果があるのか、色彩心理学を実感してみましょう。

色の心理効果

11色の心理効果を紹介します。色の画像に心理効果が書かれている。

まず、赤。

信号の止まる色が赤なのは、なぜでしょうか。

赤の心理効果

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実は、赤には、人の注意力を高める、注目を集める心理効果があるのでここ危ないから注意するように呼びかけているのです。

また、赤には食欲を促す効果もあるので多くの飲食店は店のロゴや入り口を赤が目立つようにデザインしている。

代表的な例はマクドナールドです。

ご存知の通り、マクドナルドのロゴや店内は赤を多めに取り入れたデザインになっている。

実は、通りかかった人の注目を集め、食欲をそそぎ店に入るように工夫されているのです。

ちょっと面白い統計データがあるんですか、五輪のボクシングやレスリングで赤コーナーから出る選手の方が勝率が高い事はご存知でしょうか。

ある研究団体が調査したところ、今までに行われた五輪で赤コーナーの選手の方が多く勝っているそうです。

その理由は、赤には心拍数を上げ興奮状態を促す効果もあるので運動神経や闘争心を沸き立たせるとされている。

逆に赤は相手に勢いを感じさせるので強い相手という印象を与えるそうです。

スポーツ見る人は分かると思うが、史上最もコンスタントに実績を残す名門チームのユニフォーム色に赤が多い。

マンチェスターユナイテッドやシカゴブルズ、レッドソックスは、確かに赤メインのユニフォームです。赤の力が活きている可能性は高い。

また、赤は医療分野でも活用されている。

心と体を他の色より刺激するので血行を促進させる効果があるとされている。

では、青いはどうでしょうか。

青の心理効果

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青いには体温を低下させる、冷静さを保つ、痛みを和らげる、食欲を抑える効果がある。

例えば、青い色のリンゴ、みそ汁、カレーライスを想像してみてください。

食としては、美味しくない感じしませんか。

実は、青い色の食べ物は自然界に滅多に存在しない。獲物を引きつける狩の仕掛けかもしれないし、毒を含むかもしれない。

なので、我々人間を含む生物は違和感を感じ拒否します。

その特徴を利用したメンタリズムダイエットという面白いダイエット法もある。

では、ほとんどの銭湯は薄い青い色か薄い緑色の壁になっている理由はなんだと思いますか。

薄緑、薄青の心理効果

薄緑や薄青には、リラックス効果があることは経験上、知っているでしょう。

銭湯の内装が薄青、薄緑なのは、お客さんにゆっくり入ってもらう工夫なんです。

銭湯に赤色の壁は想像も着かないですね。リラックスするところか、暴れて出ていくだろうな。

また、精神を落ち着かせる効果があるので、ほとんどの病院の壁はこの色にしている。

では、ダークな色はどうでしょうか。

例えば、黒。

黒の心理効果

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黒は、光のない色です。真っ暗の暗闇は確かに怖いですよね。

吸血も黒闇から出てきておそうかも知れないし、狼男も真っ暗の深夜になると活動を始めるし、映画の世界でも黒を悪夢の色として描いていますよね。

確かに、多くの国では、黒は悪魔、危機、脅威を意味する色とされている。

そして、多くの国では、死んだ人と別れを告げる時の告別式のメイン色が黒です。つまり、黒は、不幸、悲しみの色として昔から知られている。

一方、黒はビジネス世界では大活躍している。他のどんな色とも見事に合うので、多くの会社のロゴが黒ベースです。

例えば、Apple、Nike、Adidas、Sony、Toshibaのエンブレムは黒です。

他にいい心理効果もあるので、上の画像を再チェックしてください。

では、白はどうでしょうか。

白の心理効果

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白は多くの国で、純粋、清潔、平和、正義を表す色です。

なので、多くの国の看護師さん、お医者さん、研究員の服装は白ベースです。

ブライダルドレスも純粋な女性という印象与えるので白で作られる。

また、白は開放感あふれる広いスペース、自由な空間、まっさらという印象を与えるので、新しいスタートというポジティブな心理効果もある。

新しいテーマについて書きたい時、まっさらな新しいページから書きたくなりませんか。区切りをつけて、新しいページから書き始めた方が都合よく感じられる白の心理効果です。

では、黄色はどうでしょうか。

黄色の心理効果

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ゴッホが黄色が大好きだったというエピソードがある。そして、彼は、次のようなフレーズを言い残している。

黄色は何て素晴らしい色だろう。太陽を表す何て力強い色だろう。

確かに黄色は、注目集めやすい色です。明るいし、暖かく感じられる。

太陽を表す色だけあって、長く見れば、圧力がすごいです。だんだん、疲れてきて、避けたくなる。

ある研究データによれば、黄色壁の部屋にいる赤ちゃんの方が泣きやすくなるそうです。

やっぱり、黄色の圧力に負けて、ストレスを感じて泣いてしまうでしょうね。

また、黄色には神経を刺激し、体を浄化する効果があると言われている。

では、黄色と赤を混ぜてできる色、オレンジはどうでしょうか。

オレンジの心理効果

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確かに、情熱的な赤とエネルギッシュな黄色を合わせて出来る色なので勢いを感じる。

また、仏教のラマは、オレンジ色の布で作るローブを身にまとっている。

暖かい心、愛、平和を届ける色として信じられているからオレンジ色を特別視しているという。

確かに、オレンジの服装の人を見ると、なんとなくフレンドリーで明るい印象を受ける気もしますが。

やっぱり、色の効果ですかね。

オレンジは、医療分野でも活用されている。肺を癒し、エネルギのレベルを上げる効果があるとされている。

では、柔らかいピンクはどうでしょうか。

ピンクの心理効果

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ピンクを見て初めて頭に浮かぶのは、女性らしさではないでしょうか。

女性らしさと連想して頭に浮かぶのは、ロマンス、男女の愛、デリカシー、愛情などだいたい柔らかい印象を与えますよね。

ピンクには、確かに愛情を誘え、落ち着かせる効果がある。女の子のオモチャ、服の色がピンクの方が多いですよね。

やっぱり、メーカがピンクの心理効果を考慮して作っているでしょうか。

また、ピンクには闘争心を無くす効果もある。

アメリカでは有名なエポソードらしいですが、アメリカのアイオワ大学のスポーツクラブThe Iowa Hawkeyes(アイオワホークアイズ)の相手チーム用のロッカールームの壁がピンクだそうです。

その狙いは、相手チームの闘争心を無くし、勝負に勝ちやすくするためだとか。

確かに、ピンクの心理効果を知ってしまえば、活用したくなるのは当然ですよね。それが狙い通りに本当に効果があるなら、賢いやり方です。

では、紫の心理効果はどうでしょうか。緑の心理効果はどうでしょうか。

実際に色を見て、どのように感じるでしょうか。比較してみてください。

ちょっと考える、思い出す時間を与えます。

紫の心理効果

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緑の心理効果

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結論

色は、確かに我々の生活に大きいな影響を与えている。色で決断するし、選択の基準にもする。

多くの場合、服は色で選ぶし、住む部屋も空間と色を大事にする。

乗る車も色を重要な基準にするし、疲れたら緑の自然に行き、青空を見上げたくなる。勝負パンツというものを用意するくらい、我々は色を重要視して生きている。

つまり、色には人々を誘導する力があるという事。

ある色には、情熱を燃やし、心に火をつける効果があれば、ある色には落ち着かせ、愛情を感じさせ、心に花を咲かせる効果がある。

想像力を引き立たせる色もあれば、闘争心を沸き立たせる色もある。

色彩心理学を知って、生活の色んな場面で使い分ければ我々の能力を今までより存分に発揮して、生活を豊かにする気がしますね。

色の効果を賢く活用するのもメンタリズムなんです。

色を感じて心豊かに生きましょう。グッドラック。