表現を少々変えるだけで説得効果も変わる


説得効果表現が少々異なれば説得効果も変わる。

これは独特なニュアンスの伝え方がある日本語では十分実感できることです。表現の違いによって意味合いや言葉の勢いが完全に変わります。

正しく使えば相手の心理を誘導することができる。

今回は日々の会話で実感できる表現の違いで説得効果がどのように変わるのか例をあげてみます。

まず次の4つの表現の違いを比較してみてください。簡単な表現ですがそれぞれに受ける印象が変わることを実感できると思います。

  1. これはかっこいいと思う。
  2. これはかっこいいと思うけど、どう?。
  3. これはかっこいいじゃない?
  4. これはかっこいいでしょう?
  5. これはかっこいいだろう?

表現が微妙に変わっている。それぞれどんな印象を受けましたか。

状況によって受け取るフィーリングも異なるが、おそらく次のような印象を受ける人が多いのではないでしょうか。

(1)は意見を述べるときに使う表現です。単なる意見を伝えているだけなので主導権はまだ相手にある。

(2)も意見を述べているが意図的に相手に主導権を渡しているニュアンスが伝わる。信じるか信じないかあなた次第ですという感じです。相手の心に十分ひびいていないので説得効果は小さいはずです。

(3)は少し押し付ける感じが伝わる。ただ、相手に考える間を与える感じがあるので主導権はまだ言われる側にある。あなたはどうなのかわかりませんが、私だったらそれにする、というニュアンスが伝わる。

では、(4)と(5)はどうでしょうか。

上の( 1)から(3)と比べて強く押し付ける印象を与えるでしょう。その一言で解決に導こうという心意気が伝わる。

ちょっと強引な感じだが会話の自然の流れでこちらの意見を伝えているので相手に全く違和感を与えないです。

そして、自分の意見を決めつけて伝えている。

実は、相手を納得させるには若干の押し付けや強引さが不可欠です。自分の意見に自信を持っている印象を相手に与えるので説得効果が格段に上がります。

なので、上の5つの態度に相手がおそらく次のように反応するだろう。

  1. そうですか。
  2. ちょっと考えさせてください。
  3. んん、そうかな。
  4. 確かに。
  5. そうだね。

このように表現の違い、言葉の力で相手の心理を誘導するのは賢いメンタリズムです。

説得心理をより詳しく知りたい方に読んでほしい一冊があります。

説得の心理術

説得の心理技術という本です。

悪用はダメですよという注意書きの通り、生活のあらゆる場面で応用できるテクニックが紹介されています。

悪用はだめです!

説得術は、我々の本能にあるものです。

赤ちゃんが大きい声で泣いたらお母さんが来てくれることを生まれた間もない頃から分かっています。誰にも教えられていないが生きために取る一つの行動なのです。

大人になっても説得力は必須です。

この本には、他者を説得するには何が必要なのか、どうすれば説得しやすくなるので解説されています。人間力を磨く一番簡単な手段なので説得の心理技術はぜひ読んで欲しい一冊です。