仲が悪いでもないのに話が合わない人、話しづらくて苦手意識がある人がいる。
それは、なぜでしょうか。
その理由を分かれば円滑な人間関係を築けられると思いませんか。
今回は、どうしても話が合わない人が居る理由とそういう人と仲良くする方法を紹介する。
話が合わない人がいる理由
実は、話が合う人か、話が合わない人かは、感情表現をいかに言葉で伝えるかを見れば簡単に分かります。
次の絵を使って分かりやすく解説します。
こんな自然の中を散歩していると想像してください。
鳥の鳴き声、涼しい風、森のいい匂い、どこをみても壮大で開放感あふれる美しい所です。
あなただったら、この風景から感じ取る事を相手にどのように伝えるのか。
目から入る視覚情報を重視して緑豊かで綺麗な風景を強調して伝えるのか。
それとも、耳から入る聴覚情報を重視して静かさや自然の心地の良い音を強調して伝えるのか。
あるいは、体で感じられる涼しさや空気が美味しいところを強調して伝えるのか。
実は、外の世界の感じ方、受け取り方、伝え方は人によって個性が出る。
視覚を中心に物事を感じ取る人がいれば、聴覚を中心に感じ取る人、他の感覚が敏感に周りを感じ取る人もいる。
上の絵の例で言えば、目から入る綺麗な風景が強く印象に残る人がいれば、耳から入る居心地の良い音を強く感じ取る人や風が涼しく感じたことが一番気に入る人もいるということです。
あなたは、どうでしょうか。
実は、視覚が鋭い人は、話中に手で丸く円や三角などの形を描く仕草を見せたり、話している事を物体に例えたりする。
視覚を優先する人は、話中に手で形を描く。
それに対して、聴覚が優先される人は、仕事はテンポよくとか、◯◯と言うのは◯◯と言っているように聞こえるとか聞こえた事を強調して話す。
聴覚を優先する人は、話中に音の例え話をする。
聴覚や視覚以外の感覚が優れている人は、例えば、血が凍るような怖さを感じたとか、感動して鳥肌が立ったとか体で感じたことを言葉で表現する。
体感を優先する人は、話中に体感を例にとって伝える。
ここで今回の謎が解けます。
どうしても話が合わない人がいるのはなぜでしょうか。
実は、どうしても話が合わない人がいるのは、感じ方や伝え方に違いがあることが原因です。
物事の感じ方、伝え方が異なる人と話が合わない。
例えば、聴覚を重視して物事を伝える人が視覚を重視する人に自分流で物事を伝えようとすると、相手に分かりづらく感じられる。
相手は視覚的に分かりやすい表現で話してほしいからです。
そして、理解に苦しむ姿は隠しても伝わってしまうので、お互いに話しづらい印象を残してしまう訳です。
自分が重視する感覚以外の感覚は、不得意なので当然ながら苦手意識を持ってしまう。
実は、この苦手意識、悪い印象が話が合わない人という印象につながってしまう訳です。
話が合わない人がいる理由は、感覚のずれ、伝か方のずれなのです。
では、どうすれば話を合わせることができるのか。
話を合わせ、仲良くする方法
ま、話が合わない人とわざわざ話を合わせる努力はしなくていいですが、必要があればこの方法を活用すれば、話が合わない人ともうまく話を合わせることができる。
もう答えが出ているが、次の2ステップをやれば話が合わない人と話を合わせることができる。
1. 相手の優先感覚を把握する
まず、相手の発言を観察して視覚情報に敏感なのか、聴覚情報に敏感なのか、それ以外の感覚に敏感なのか感情の特徴を把握する。
2. 感覚を合わせる
上記(1)で把握した相手が優先する感覚に合わせれば、話が伝わりやすくなり、話がしたい気持ちを誘う。いい印象を残せる訳です。
好かれる人は、人と感覚を合わせる能力が高い人です。
結論
話が合わない人がいるのは、仕方ないことです。
外の世界の感じとり方、伝え方が異なるからどうしても話が合わない人が出てくる。
視覚を優先する人に聴覚に訴えかけるように伝えても、十分な理解に至らないので苦手意識が生まれてしまう訳です。
実は、その苦手意識こそ、話が合わない人という印象につながってしまう訳です。
話が合わないとそっと置いても問題ないが、いい大人として仲良くし、人間関係を維持したければ、やっぱり優先する感覚に訴えかけるように伝えれば、どんな人とも話が合います。
いい関係を維持したいと思う人には意識してほしいところです。
実は、進化形心理学と言われるNLP心理学では、人の感覚をすでに3つに分けてVAKシステム、またはVAKモデルと呼ばれるものを開発している。
視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、身体感覚(Kinesthetic)の頭文字で作った名称です。
VAKモデルは、視覚優位な人なのか、聴覚優位な人なのか、身体感覚優位な人なのかそれぞれ特徴について明確にしています。
VAKモデルによる人を見抜く方法で詳しく書いたので合わせて読んでみてください。
では、人間関係を大事にして、つながりを広げなくても深めて生きましょう。
グッドラック。