人と付き合っていくには、聞く力は必要ですが、もう一つの力がどうしても必要になります。
会話をコントロールする力です。
この力がなければ、会話が続かないし、意味のない方向に行ってしまいます。
つまり、会話力がある人には、聞く力と会話をコントロール力がある。
では、会話をコントロールする人になるには、どうすればいいでしょうか。
会話をコントロールする人はどんな人でしょうか。
答えをズバリ言う前に、話がすぐ分かるようにちょっとだけ後輩の話をします。
ある後輩がいます。
応援していこうと思っている若者です。彼のいいところは素直な所です。
質問の数は半端ない。疑問に思ったらすぐ質問する。うっとうしくらいに聞いてくる。
仕事に関係あることだけではなく、私のことまで深掘りしてきます。
彼には信用しているので言えることは正直に言って、逆に私からも聞くようにしています。僕からの質問にも正直に答えてくれるので、いい会話になります。
このようにやり取りしていると、関心を持ってくれているのが分かるし、嫌がる気持ちは全く無いですね。
もちろん、仕事のこともちゃんと聞きます。でも、調べてもないのに聞くのではなく、調べた上で不明なところ、確証が取れないところはしっかりと聞きます。
こういう姿勢は成長できる人の特徴だと思います。ナイス、その調子です。
で、ふっと思ったんですが、質問する人は会話をコントロールする人なんだな、と。
質問する人は会話をコントロールする人。
相手に質問することで、会話を自分が動かしたい方向に動かせている。自分の知らないことを教えるように相手を誘導できている。
その上、聞く力があれば、コミュニケーションに対しては敵なしですね。人を誘導する立派なメンタリズムです。
逆に何を考えているのか分からない人は、言うまでもなく信用してはいけない人です。
結論になるが、質問する人は会話をコントロールします。
皆が言う通り、人間関係はキャッチボールです。取って返して、また取る。
返さなかったら取ることは出来ない。返したのに、ボールが来なければ、また返すことも出来ない。
簡単なロジックですが、これがコミュニケーションの基本だと思いますね。
会話をコントロールしたいなら質問して行こう。グッドラック。